インカムの導入を初めて検討中の方向けに、介護施設や医療機関で利用する場合の選び方について、5つのポイントに分けて詳しく解説します。
インカム選定 5つのポイント
ポイント1:PHS、携帯電話との違い

PHSや携帯電話は基本的に1対1の通話しかできないため、職員全員が状況を把握したり、情報を共有したりするのに時間がかかる場合があります。また、通話するたびに番号を押す必要があり、連絡に手間取ってしまうこともあります。
一方、インカムは職員全員に一斉連絡できることが一番のメリットです。ボタンを押すだけで発信できるため、作業中でもスムーズに連絡が取れます。さらに拡張性にも優れており、必要に応じて内線や外線電話としても利用できるなど、機能を追加していくことが可能です。
一方、インカムは職員全員に一斉連絡できることが一番のメリットです。ボタンを押すだけで発信できるため、作業中でもスムーズに連絡が取れます。さらに拡張性にも優れており、必要に応じて内線や外線電話としても利用できるなど、機能を追加していくことが可能です。
比較項目 | PHS/携帯電話 | インカム |
通話人数 | 基本1対1通話(一斉連絡不可) | 1対多数(職員に一斉連絡可能) |
操作性 | 電話番号を押して発信 | 送信ボタン(PTT)を押すだけ (通話ボタンを押している間だけ相手に声が届く) |
拡張性 | 必要に応じて内線・外線電話へ展開可能 |
ポイント2:施設内にWi-Fi環境が整備されているか

すでに施設内に無線LAN(Wi-Fi)が整備されている場合は、そのWi-Fi環境を利用したインカムシステムの導入が可能です。
もしWi-Fiが整備されていない場合は、ICT補助金などを活用してWi-Fi環境を整備するか、Wi-Fi敷設が不要な「デジタル簡易無線(登録局)」を利用したトランシーバーの導入をご検討ください。
なお、すでにWi-Fiが整備されている環境でも、職員が移動する際に通信の切り替え(ローミング)が遅れ、音声が途切れてしまう場合があります。また、快適な会話のためには、音声通信用の帯域をある程度確保する必要もあります。導入時には、業者と綿密な打ち合わせを行うことをおすすめします。
もしWi-Fiが整備されていない場合は、ICT補助金などを活用してWi-Fi環境を整備するか、Wi-Fi敷設が不要な「デジタル簡易無線(登録局)」を利用したトランシーバーの導入をご検討ください。
なお、すでにWi-Fiが整備されている環境でも、職員が移動する際に通信の切り替え(ローミング)が遅れ、音声が途切れてしまう場合があります。また、快適な会話のためには、音声通信用の帯域をある程度確保する必要もあります。導入時には、業者と綿密な打ち合わせを行うことをおすすめします。
比較項目 | デジタル簡易無線(登録局) | Wi-Fiインカム(IPインカム) |
適した環境 | Wi-Fi環境が未整備、複数階での移動が多い施設 | Wi-Fi環境が整備されている施設 |
通信の仕組み | 無線機同士で直接電波を送受信 | 施設内のWi-Fiアクセスポイント経由 |
通信方式 | 単信(同時に話せるのは誰か1人のみ) | 単信/ 複信(双方が同時に話して同時に聞ける方式) |
導入の前提条件 | 特になし(単体で運用可能) | 施設内で安定したWi-Fi環境が必須 |
注意点 | 無線局の登録申請手続きが必要。 運用は、登録状の交付を受けたあとに行う | 移動時にWi-Fi接続先が切り替わる際の通信遅延による音切れ。ローミング耐性が高いアクセスポイントの設置 |
ランニングコスト | 電波利用料の納付(年200〜290円/局) | アプリ利用料(スマートフォンの場合) |
ポイント3:インカム専用機 or スマートフォン
トランシーバータイプのインカム専用機は、声が聞き取りやすく、丈夫で長期間使用できるうえ、バッテリーも長持ちします。しかし、導入コストが高く、機能が通話と操作画面上のテキスト表示に限定される点が特徴です。
一方で、スマートフォンを利用したインカムアプリは、導入コストを安く抑えられ、チャットや介護記録ソフトと連携できるなど多機能です。ただし、月々のクラウドサービス利用料が発生する点には注意が必要です。
職員がどれくらい使いこなせるか、施設のデジタル化対応の状況、そして音声通話以外の機能が必要かどうかなど、現場のニーズに合わせて選択することが重要です。
一方で、スマートフォンを利用したインカムアプリは、導入コストを安く抑えられ、チャットや介護記録ソフトと連携できるなど多機能です。ただし、月々のクラウドサービス利用料が発生する点には注意が必要です。
職員がどれくらい使いこなせるか、施設のデジタル化対応の状況、そして音声通話以外の機能が必要かどうかなど、現場のニーズに合わせて選択することが重要です。
比較項目 | インカム専用機(トランシーバー) | スマートフォン・タブレット利用 |
選定のポイント | ・通話品質や耐久性を重視 ・シンプルに「話す」だけで良い | ・他システムとの連携を重視 ・スマホ操作に慣れている職員が多い |
メリット | ・声が聞き取りやすい ・丈夫で長期間使用できる ・バッテリーが長持ちする | ・初期導入費用を抑えられる ・チャットや介護記録ソフトなどの業務アプリと連携可能 |
デメリット | ・端末代などの導入コストが高い ・単機能。通話と操作画面テキスト表示のみ | ・月額利用料(ランニングコスト)がかかる ・(機種によっては) バッテリーの消耗が早い場合がある |
ランニングコスト | Wi-Fi環境利用の場合不要(保守費用除く) | クラウドサービス利用料金 |
ポイント4:骨伝導ヘッドセットの利用

勤務時間中、職員は常にインカムを使用しています。そこで、イヤホン・マイクとして「骨伝導ヘッドセット」を利用する施設が増えています。
耳をふさがないため周囲の音が聞き取りやすく、長時間使用しても耳が痛くなりにくいのが特長です。快適性を追求したデザインにより、従来のインカムに対する「耳が痛い」「重い」といった職員の不満や、ケーブルが機敏な動きを妨げたり、断線したりするトラブルも軽減できます。
また、Bluetooth(無線)で接続するため、ケーブルレスでの通信が可能です。近くにあるカートやワゴンにインカム本体やスマートフォンを置いたまま、身軽に作業できます。
耳をふさがないため周囲の音が聞き取りやすく、長時間使用しても耳が痛くなりにくいのが特長です。快適性を追求したデザインにより、従来のインカムに対する「耳が痛い」「重い」といった職員の不満や、ケーブルが機敏な動きを妨げたり、断線したりするトラブルも軽減できます。
また、Bluetooth(無線)で接続するため、ケーブルレスでの通信が可能です。近くにあるカートやワゴンにインカム本体やスマートフォンを置いたまま、身軽に作業できます。
骨伝導ヘッドセット導入のメリット
特長 | 詳細 |
周囲の音が聞こえる | 耳をふさがないため、周囲の状況や会話が聞き取りやすく安全 |
快適な装着感 | 長時間使用しても耳が痛くなりにくい、快適性を追求したデザイン |
ストレスフリー | 「耳が痛い」「重い」といった従来の不満を解消し、業務に集中できる |
動きやすい | Bluetooth(無線)接続によるケーブルレス仕様で、機敏な動きを妨げない |
断線トラブル軽減 | ケーブルがないため、引っ掛かりによる断線トラブルを大幅に減少 |
ポイント5:ICT補助金利用の検討
インカムだけでなく、見守り機器などもあわせて活用するには、Wi-Fi環境(無線LAN)の構築が必要です。こうしたWi-Fiの導入費用は、補助金の対象となる場合があります。
補助金情報
インスタグラムアカウント ⇒ @king_tsushin_wos
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| 介護施設でのインカム活用 介護施設・医療機関では、職員間のコミュニケーションを円滑にするため、インカムを導入する施設が増えています。なぜインカムが利用されているのかについて説明します。 |

| デジタル簡易無線機 Wi-Fi環境がない施設で職員へ一斉に連絡したい場合は、こちらの機器がおすすめです。また、施設のWi-Fi網や携帯電話網が停止しても使用できるため、災害時などの緊急連絡手段(BCP対策)としても、導入をご検討ください。 |

| Wi-Fiインカム(無線LANトランシーバー) すでに施設内に無線LAN環境(Wi-Fi環境)がある、または今後導入予定で、以下のニーズがある場合はこちらの機器が最適です。 ・職員へ一斉に連絡・通知を送りたい ・ナースコールシステムと連携させたい |

| Wi-Fiスタッフコール(無線インターホン) 施設内にWi-Fi環境があれば、配線工事不要で「Wi-Fiインターホン」をご利用いただけます。 居室と職員間での通話が可能なため、簡易ナースコール(スタッフ呼び出し)として便利にご活用いただけます。 |
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