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デジタル簡易無線機

Wi-Fi不要で一斉連絡を実現

介護施設・医療機関の業務効率を改善するため、Wi-Fi環境(無線LAN網)を利用したインカムシステムを導入する施設が増えています。
しかし、このシステムを利用するためには施設全体にWi-Fiネットワークを構築する必要があり、多大なコストと時間がかかることから、導入のハードルが高いという課題もあります。
そこで、Wi-Fi環境を必要とせず、すぐに一斉連絡が可能なシステムとして、デジタル簡易無線(登録局)を利用したデジタルトランシーバーが注目されています。

デジタル簡易無線機(登録局)とは?

デジタル簡易無線機 通信イメージ
デジタル簡易無線機(登録局)は、簡単な無線局の登録申請手続きを行うだけで使用できる、通信距離の長いプロ仕様の無線機です。
携帯電話のような通話料はかからず、携帯電話の圏外でも通話が可能です。端末間でお互いの電波が届く範囲であれば、ボタン一つで職員全員への一斉連絡ができます。5階建て程度の規模であれば建物全域での通信が可能です。
平常時はインカムとして業務効率化に役立ち、災害時や停電などの緊急時には、通信インフラに依存せず安定してつながる連絡手段として機能します。また、屋外においても、離れた場所にいる職員間での連携(例えば、行列整理などで列の先頭と最後尾をつなぐ連絡手段)として活用している施設もあります。施設のWi-Fi網や携帯電話網が停止しても使用できるため、BCP(事業継続計画)策定の際には、導入をご検討ください。
なお、本端末は複数台で音声を受信できますが、トランシーバーの仕様上、同時に話すことができるのは1名だけ(単信方式)です。複数名が同時に話すことはできませんので、ご注意ください。

デジタル簡易無線機(登録局)の特長

特定小電力無線機との比較

デジタル簡易無線機例
特定小電力無線機と比べ、電波の到達範囲が広く、より広い空間での通信が可能です。送信出力5W機と比べて軽量かつコンパクトな、送信出力2W機をおすすめしています。

骨伝導ヘッドセットとの接続

骨伝導ヘッドセット
トランシーバー本体にBluetooth(無線)機能を搭載している機種の場合、耳をふさがない骨伝導ヘッドセットをケーブルレスで接続できます。骨伝導ヘッドセットは、快適性を追求したデザインを採用しています。「耳が痛い」「重い」といった職員の不満を解消するだけでなく、ケーブルが機敏な動きを妨げたり、引っ掛けて断線したりするリスクも軽減できます。

緊急呼び出し機能(エマージェンシー)

緊急呼び出し機能は、補助的な使用を目的とした機能ですが、不測の事態が発生した際や迅速な呼び出しをしたい時に、
トランシーバー本体のボタンを黙って押すことで助けを求められる、「職員の見守り」としても利用できます。

用途に合わせて選べる通信方式

ご利用になるエリアや目的に応じて使い分けられる、多彩な通信方式を搭載しています。混信を避けたい、セキュリティを高めたい、特定の相手だけに連絡したいなど、現場のニーズに合わせて最適な通信環境を構築できます。

簡易的なグループ分けに便利な「ユーザーコード」

同じチャンネルを使っている無関係なグループの通話が聞こえてくるのを防ぎたい場合は、ユーザーコード(UC)機能が便利です。職員間で同じユーザーコード(UC)を設定するだけで、簡易的な通話グループを構成できます。なお、この機能は「秘話機能」、「個別呼び出し機能」と併用することも可能です。

会話のプライバシーを守る「秘話機能」

業務上の重要な連絡など、第三者に会話を聞かれたくない場合には「秘話機能」が役立ちます。
この機能を使えば、あらかじめ設定した秘話キー(暗証コード)が一致する相手とだけ正常な音声で通話が可能です。

細やかな呼び出しが可能な「個別呼び出し」

状況に応じて呼び出す相手を使い分けたい場合には、個別呼び出し機能が最適です。職員全員を一斉に呼び出す「全局呼び出し」、特定の個人を指名する「個別呼び出し」、設定したグループメンバーだけを呼ぶ「グループ呼び出し」といった、業務に合わせた柔軟な運用が可能になります。

運用についてのご注意

デジタル簡易無線機(登録局)を使うためのルールと手続き

  • デジタル簡易無線局(登録局)の運用に当たっては、電波法第二十七条の十八の「無線局の登録申請手続き」による手続きを所轄の総合通信局に行い、運用は、登録状の交付を受けたあとに行ってください。
  • 本トランシーバー機器指定のアンテナを加工して使用したり、本トランシーバー機器指定以外のアンテナを使用したりすると、電波法違反になります。
  • この無線機は、日本国内における陸上・上空及び日本周辺海域で運用する無線機です。

送信時間制限について

1回の送信で連続して通話できる時間は、電波法により「5分以内」と定められています。そのため、連続通話時間が5分に達すると、トランシーバー本体で自動的に送信が停止されます。なお、送信停止後の1分間は送信を行うことができません。通話を再開したい場合は、1分経過後に再度操作を行ってください。

推奨機例:IC-DPR4C PLUS

IC-DPR4C PLUS寸法イメージ図
  • 送信出力2W
  • クリアな音質
  • 防塵・防水仕様
  • 抗菌・抗ウイルス加工
  • Bluetooth機能搭載
  • 卓上充電台付き

主な仕様

寸法
50(W)×93(H)×27(D)mm(突起物を除く)
重量
約 148g (付属バッテリーパック装着時)
使用可能時間
約 10.5時間(パワーセーブ機能ON)
約 9時間(パワーセーブ機能OFF時)
※Bluetooth® OFF、受信5:送信5:待受90の使用状態にて(2W出力時)
※充電に必要な時間は、付属のバッテリーパック/ACアダプターの組み合わせで約4時間です。
電波型式
F1E/F1D/F1F/F1C
変調方式
4値FSK
送受信周波数範囲
351.16875~351.19375MHz
351.20000~351.38125MHz
351.03125~351.10000MHz
351.20000~351.63125MHz
351.10625~351.19375MHz
チャンネル数
82ch+15ch      ※上空用チャンネル (S1 ~ S15)
送信出力
2W※/1W/0.5W +20% ー50%     ※上空用チャンネルでは使用できません
使用温度範囲
-20℃~+60℃

Wi-Fiインカムとの比較

比較項目
デジタル簡易無線機(登録局)
    Wi-Fiインカム(IPインカム)
適した環境
Wi-Fi環境が未整備、複数階での移動が多い施設
Wi-Fi環境が整備されている施設
通信の仕組み
無線機同士で直接電波を送受信
施設内のWi-Fiアクセスポイント経由
通信方式
単信(同時に話せるのは誰か1人のみ)
単信/
複信(双方が同時に話して同時に聞ける方式)
導入の前提条件
特になし(単体で運用可能)
施設内で安定したWi-Fi環境が必須
注意点
無線局の登録申請手続きが必要。
運用は、登録状の交付を受けたあとに行う
 移動時にWi-Fi接続先が切り替わる際の通信遅延による音切れ。ローミング耐性が高いアクセスポイントの設置
ランニングコスト
電波利用料の納付(年200〜290円/局)
アプリ利用料(スマートフォンの場合)

まとめ 低コストで即座に導入できる通信システム

Wi-Fiネットワークの構築には多大な時間とコストがかかりますが、デジタル簡易無線機(登録局)なら簡単な登録手続きだけで運用を開始できます。初期投資を抑えながら、施設全体で確実な情報共有を実現できます。介護施設や医療機関で一斉連絡システムをお考えの施設管理者様は、ぜひご検討ください。

お問い合わせは?

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TEL:03-3705-8111
FAX:03-3705-8114

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